カイロ、ハーン・ハリーリ地区のあるモスク
モスクとはイスラーム教徒が祈りを捧げる場所・・・という事は、別に説明する必要もないだろう。信者が跪いて礼拝するために絨毯が敷いてあって、メッカの方角を示すミフラーブという凹みがあって、そこに向かって信者が礼拝するという基本的なところは変わらないが、やはり土地によってモスクの造りにも違いがある。
エジプトのモスク（エジプトでは「ガーマ」というらしい）とトルコのモスクの違いを考えてみると、エジプトのモスクの方が開放的な作りをしている。すなわち、外壁と屋根はあるが中庭とモスク本体を仕切る壁が無い。だから明るいし、風も吹き抜ける。従って外よりも涼しく、礼拝を終えると見ての通り寝てしまう人も多い。ちなみに私も、モスクで午睡するのは大好きである。現地の習俗を馬鹿にした行為ではないようなので（イスラム教徒と並んで午睡した事もありますから）、特に注意されない限りはモスクに行ったらたいてい午睡をしている。何しろ、外が暑いから。
モスクの入場料 基本的には無料