ヘレニズムの足跡を訪ねて

デンデラ・ハトホル神殿にて

写真集「絲綢の道の道端にて」で掲載した写真(→こちら)の道の行き着くところが、この神殿。 神殿に至る道は非常に長閑であるが、バスで乗り付けてみると、7年前には、こんな道を十数分もかけて歩いたんだなあと感心する。
7年前に比べて、神殿の前は相当綺麗に整備されていますが。
さて、ハトホル神殿はヘレニズム時代、プトレマイオス朝によって建設された神殿で、エジプトの古代建造物の中では比較的新しい。綺麗な形で残っているのはそのためであろう。 壁面のレリーフも綺麗に残っているが、これは全てプトレマイオス朝時代の王たちを刻んだもので、一番新しいのはクレオパトラ7世とカエサリオン(クレオパトラとカエサルの間の子)のものである。
中に入ると、天井にも美しいレリーフが残っているが、黒ずんでしまっているものが多い。中でキリスト教徒が炊事した所為だといわれている。コウモリの糞の所為もありそうだが・・・

ハトホル神殿入場料 25LE(多分)

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