☆カラコルム・ハイウェイの光景

カラコルム・ハイウェイとは、中国のカシュガルとパキスタンの副首都ラワールピンディーを結ぶ通商・軍事道路のことであり、中国側では国道314号綫または中巴公路と呼称し、パキスタン側ではカラコルムハイウェイと称するのである。
上の写真は、道中の遊牧民の住居をバックに撮影したもの。カラコルムハイウェイは平均して標高がやたらに高い。両国を結ぶ国際バスの出発地点カシュガルの標高は、約1300m。出発した翌日に国境のフンジュラーブ峠(標高4736m)を通過し、終点のスストは2800mくらいである。上の写真は、大体2000−3000mの間と考えて頂ければよい。
国境地帯には、幾つもポリスチェックが存在する。しかし、その雰囲気たるや、のんびりしたものである。景色も美しく、このルートはお勧めである。
どうでも良いが、正規の両替が可能な銀行など存在しない。全部、パキスタン側国境ポストのあった集落、スストでの闇両替です。やりたいという人はカシュガルのチニワク賓館の門外にも闇両替商がたむろしているし、バスのルート上のタシュクルガンの宿でも両替を斡旋しているが、カシュガル・タシュクルガンでやる闇両替のレートは悪い。


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