☆シルクロードの道端にて

トルファンの、市内から交河故城に向かう道すがらにて

新疆ウイグル自治区のトルファンは、かつて玄奘法師が訪れた高昌故城や、世界遺産に指定された交河故城を郊外に持つ、中国有数の観光都市である。着いた当日、午前中は下痢でだらだらしていたが、午後には現地ガイドの勝手にやっている一日ツアーで、高昌故城と火焔山を見てきた。ここには日本人男性と二人で行ったのだが、観光よりも蟻地獄の観察をやっていた。何しろ、殆ど土塊の固まりである。
次の日、今度は交河故城を訪れた。こちらには、レンタサイクルで行った。自転車は、市内のトルファン賓館の前にあるJOHN'S CAFEというところで借りた。一時間4元というので、大慌てで行って帰ってきた。こちらは高昌故城と違って、高台の上にある都市遺構で、城壁の外は少し高さのある崖になっていた。そこに向かう道すがらの畑地で撮ったのが、この写真である。
トルファンには、オアシスホテルと別称される緑洲賓館という有名な宿がある。当然私も、こちらに最初は向かった。しかし、ゴールデンウィーク中は、中国もゴールデンウィークで、どこも込み合っているのだ。この宿も満室だった。仕方なく、私と連れは、そこから少し離れたところのトルファン飯店に泊まった。しかしこの宿、なんとドミトリーが改修工事中で、トイレに行くのに、中庭を突っ切ったロビーまで行かなければならなかった。正直、怖かった。
ちなみにこのタイトルは、2001年の4月・5月に行った写真展と帰国報告会のタイトルそのまんまである。

トルファン飯店:ドミトリー20元(これくらいの値段の宿ならトルファンには腐るほどあります)

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