☆鉄の王国ヒッタイトの王都

トルコのボアズカレにて

ヒッタイト帝国は、世界で最初に鉄器を用いた王国として有名である。その首都ハットゥシャシュの遺跡は、トルコの首都アンカラから東に200kmほど行ったド田舎にある。山地の上にあり、都市の中でも高低差がかなりあるので、歩き回るのは、正直言って骨である。上の写真はおそらく都市の門のひとつだろうが、城壁は遺跡のもっとも小高いところにあって、この場所から遺跡内を一望のもとに見下ろすことが出来るし、遺跡の外を見れば、これまた非常にいい眺め。すなわち、かなりの高地に位置している。まさしく難攻不落の要塞であったろう。落城してるけど・・・・
とはいえ、永年の憧れの地でありながら、私はここに、いい思い出が、まるで無い。この遺跡を訪れたのは日曜日であるが、なんと日曜日は、最寄のオトガル(バスターミナル)からボアズカレに向かうドルムシュ(ミニバス)が無いのだ。ちなみに一番近いスングルルのオトガルからボアズカレまでは30kmは少なくともある筈である。そこで仕方なく、普通の車をヒッチしたのだが、これがどうやら地元民の私設タクシーだったらしく、遺跡の入り口で、料金でもめて喧嘩別れ。で、遺跡を出てボアズカレの広場で普通のタクシーを拾ったら、途中のガソリンスタンドで「ガソリン代をタクシー代に上乗せして払え」と言い出す。頑として断ると、タクシーを叩き出される。結局のところ、アンカラまで行く地元民の車に拾ってもらい、ガソリン代を払ってアンカラまで便乗させてもらった。
今でも思い出すと、「行かないほうが良かったんじゃないか」と悩み、気が重くなってしまう、非常に苦い思い出である。カッパドキア辺りの旅行会社がツアーやってると思うから、そっちで相談してみたほうがいいだろう。カッパドキアの旅行会社も大概ひどいところが多いけど、まあ参考までに。

ハットゥシャシュ 入場料:250万トルコリラ(学生は半額)
           1ドル=68万トルコリラ 

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