☆巨神兵の首塚

トルコのネムルトダーゥ(ネムルト山)遺跡にて

アナトリア(小アジア)半島がアジア大陸とドッキングしている付け根辺りに、ネムルトダーゥは存在する。その近辺には、二千年以上昔、コンマゲネという小さな王国があった。東西交易路の結節点に位置するため、交易で栄えていた。その最盛期の王はアンティオコス1世というが、この王様はしこたま溜め込んだ富を使って、ネムルト山の山頂に、自身の陵墓を築かせた。
この陵墓には、先祖(アケメネス朝やセレウコス朝の血を引く)と彼自身を讃える神殿があったというが、地震で崩れてしまって跡形も無い。転がる首たちは、かつては完全体の巨神像だったのだが、地震でばらばらに崩れ落ちたのである。決して、製作者の趣味で首だけ転がしているわけではない。
ついでに、この遺跡の特異な点は、山の頂に小石を積んで、更に高くしているところであろう。

ネムルトダーゥ 入場料165万トルコリラ(学割はおそらく無し)

ネムルト近く キャフタの宿:ペンションアナトリア 300万トルコリラ
ペンションアナトリアの主催するネムルトへのツアー 30ドル位
                       (人数が多くなればそれだけ安くなります)

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