☆ローマの水道橋

スペインのタラゴーナ郊外にて

今はともかく、ローマ時代のタラゴーナは属州ヒスパニアの首都が置かれた街であった。それで、海岸線に沿って走る線路の近くに円形闘技場跡などの、ローマ時代の遺構が残っているのである。 市街地を取り囲む城壁も結構残っているし、街の雰囲気も良いし、下手に観光地化されていない分、散策には良いかと思う。そして市街地の外には、ローマ式水道橋が残っている。暫く市バス5番に乗っていると、一緒のバスに乗っていた見知らぬオバちゃんが、言葉が通じないながらも、場所を身振り手振りで教えてくれた。この水道橋、丘と丘の谷間を渡すように建っていて、現在でも上を歩いて渡ることが出来る、非常に頑丈な代物だ。ここにも日本人の団体さんが居てびびった。
私がタラゴーナに寄ったのはグラナダからバルセロナへ戻る途中であったが、丁度日曜日で、市中心部の教会前広場では、日曜バザールをやっていた。ローマ時代の貨幣とかフランコ総統時代の貨幣とか、色々面白いものがあった。バルセロナから列車で1時間、バルセロナへ行ったのなら、市内随所にローマの遺構を見る事が出来るこの街に、ついでに足を運んでも、損は無いだろう。

タラゴーナの水道橋 入場料:そんなものは無い

もどる

inserted by FC2 system