2、ロシアの鉄道

ウゴーリナヤ駅にて

聞き覚えの無い名前であるかと思う。それもそのはず、この駅は、ウラジオストック付近で線路が断線したために、我々の乗るハバロフスク行きの列車が臨時に発車することになった駅だからである。したがって周りには人家もまばら、線路のすぐ近くに迫る浅瀬は護岸工事もしておらず、トイレには電気も無くて、アンモニアの臭気が暗闇で目に付き刺さる、という、もの凄い所だった。
ロシアの鉄道に乗っていると、駅だけではなくて色々な所で停車するが、停まるたびに、ピロシキなどを持った人々が物売りに来る。

もどる

inserted by FC2 system