8、駅の候車室

鄭州駅第二候車室にて

鄭州は人口600万を誇る大都会だそうだが、見所も無ければ街並みに面白さも無い、田舎町である。行って泊まる価値は殆ど無い。
しかし列車に乗る人間の量は殺人的である。中国の駅はチェックが厳しく、構内に入る際には荷物をX線検査機にかけなくてはならない。バスなんかだと、フリーパスなんだけどね。
これだけの人数がひとつの列車に乗るわけではないが、この後列車に乗った私は、自分の席から一歩も動けなくなってしまった。通路まで客が溢れ出していたからしょうがない。相変わらずだぜ中国国鉄。そして同じように殆ど動かない乗客たちは、自分たちの席で平然と煙草を吸い、向日葵の種をまき散らかす。相変わらずだぜ人民。

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